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《院長コラム 人間の身体のピークは60代?》

《院長コラム 人間の身体のピークは60代?》

 

amebloに書いた通りに、私は昨日48歳になりましたが、身体に関しては「全盛期」くらいにいま調子が良いです!

これは私の身体が特別頑丈だと言う訳ではないと思います。



 なぜなら、私は高校まで身長も130cm台と小柄で、20歳になるまで体重は40kg無かったのです。

書き間違いじゃないですよ(笑)40kg無かったのです、確か19歳の頃にバイトがきつくて痩せちゃって体重測ったら35kgで「ヤバい!死ぬ!」と思ったのを覚えていますからね。

 

その後にトレーナーの勉強をして筋肉が付きましたが、それでも30代まで体重は50kgになった事はありませんでした。

 

本当に典型的な「虚弱体質」だったのです!

そんな私ですが、今は体重が55kgになりました。

最初はスクワットで20kg持てなかったのですが、今では130kgでしゃがめるわけです。

 

こんな私でも変われるので、身体との向き合い方を見直し、身体を上手に使えるように日々少しづつ努力していけば、誰でも変われると私は考えています。

 

更に年齢も余り関係無いと思っています。

50代…それどころか60代になっても「全盛期」でいられるかもしれない。

 

というのも、あるヨガ行者は「身体のピークは60代」と言ってたそうです!

これは「伊藤昇先生」という方の著書の中の話なのですが…

伊藤先生は「胴体力」という有名なボディーワークを考案した方(坂東玉三郎さんの体操の師匠としても有名です)で「気分爽快!身体革命」という書籍の冒頭で書いている話なのですが

 

 

若いうちは力任せに身体を使っていて無駄が多いが、60代になってようやく「精神とエネルギー」の調和が取れて来て、自分の身体の使い方が真に理解出来て、身体のピークを迎えるという意味だそうです。

 

まぁ、単純な体力というより総合的にみた身体のピークという意味かも知れませんが…

「大袈裟だなぁ…話を盛り過ぎだよ」と思われた方もいらっしゃる事でしょう。

私もこの書籍を読んだ当初は「60代は無いでしょ?50代の間違いじゃないの?」と思っていましたが、最近は60代十分あり得るなと思っています。

 

実際に私はスクワットという筋トレ種目(他の種目も伸びてます)の記録がガンガン伸びていて、先日は130kgを軽く持ち上げました、多分夏までに150kgは上げていると思います。

 

「えっ!?それってただ筋肉が付いただけなんじゃ無いの先生?」と思われる人もいらっしゃると思いますが

 

実はこの2年ほど私の体重は変わっていませんし、また「体脂肪率が減ってバリバリになった」という事もありません…むしろ、最近は毎晩アイスクリームを食べているので以前よりちょっとぽっちゃりしてしまいました。

   

この数年間の私はあえて「身体の使い方が上手になる事で重たいバーベル持ち上げる」という事を目標にしていて、筋トレも極力行わず筋肉を付けないで重たいバーベルを持ち上げる事にチャレンジしています。

 

なんで?そんな事をしているかと言うと、前述しました「身体のピークは60代」を証明する為なんです。

 

ムキムキになって、体重が100kgくらいになって「スクワット130kg挙がったよ!身体の使い方が上手になったからだよ!60代が身体のピーク!」って言っても「それ筋肉のお陰でしょ!?」って、皆さん突っ込みますでしょ??

  


なので、筋トレは「週に1回」だけしか行いません。(しかも、2時間以上はやらない)

あとは整体院で皆さんに教えている体操を日常実施するくらいが私のトレーニングです。

 

これにも理由があります!!皆さんがマネできる方法で達成しないと意味ないと思っているからです。

「週に4回ジムに筋トレ行けば、皆さんも身体が動くようになりますよ!」って言われても、一般の方ではそんなに時間を作れない人の方が多いですよね?

 

また、筋肉を付けたい人もいれば付けたくない人もいますし、女性などは付けたくても付きませんからね。

 

ですので、筋肉は付けず、時間をかけ過ぎず、身体の使い方を上手にする事で目標達成する事を目指しています。

 

週一回1~2時間でも、ドンドン身体のパフォーマンスは上がっていますし、これからまだまだ伸びていく実感があります!多分スクワットは160kgまでは問題無く記録が伸びると感じています。

 

《努力、根性、忍耐には限界があります》

 

「努力」「根性」「忍耐」でなく「愛情」が大切だという理由ですが…

実は私は12年くらい前まではヨガ行者の言うところの、典型的な若い人の身体の使い方をしていました。

 

つまり、がむしゃらに身体を酷使していた訳です。

トレーニングも「努力」「根性」「忍耐」で鍛えていました。

この頃は努力の割にはトレーニングの成果が出にくく、ケガが多くて

ケガをすると動くと痛いから、トレーニングがドンドン嫌になってきて、すると記録も伸びないものだから…自分の身体の限界を常に感じていました…

 

そんなある日ですが、トレーニング中の事故で右肘を脱臼骨折してしまったのです!

その時の写真です。

  

3か月間ギプス固定したので、ギプスを取った時にはせっかく努力と根性で鍛えた体が「ガリガリガリクソン」になっていました!

 

<骨折前>

  

《骨折後>

  

 

3か月間何も筋トレ出来なかったのでガリガリになったうえに、ギプス固定で右ひじは曲がらなくなってしまいました…丁度良い感じで表情も明暗のコントラストがあって分かりやすいですよね(笑)

ちなみに現在は肘も曲がるようになりました、これは職業柄リハビリが自分でも出来る事が功を奏しましたね。

  

いやぁ、ギプス固定している間は仕事も出来ませんでしたしね…心身ともに本当に厳しい時期でした!ですが、この時に自分のトレーニングや身体に対する考えを見直したんですね。

そして、自分の身体に対する、トレーニングに対する、アプローチが間違っている事に気付いたんです。

 

男性には特に「耳の痛い話」かも知れませんが、トレーニングする人ってついつい「身体をしごいてしまう」のですね。

 

つまり「弱音を吐くな!甘えるな!」というスタンスです。

 

また、これは男女問わずですが、現状の自分の身体を否定している人が多いのですね。

かつての私がそうだったのですが、自分に足りない物があって、それをトレーニングで補おうというスタンスの方が多いです。

 

これは全く悪い事ではないのですが…確かにこの方法が効果を上げる場面もあります(例えば限界突破する時など)…ですが、私のように身体を壊してしまうケースも多いと思います。

 

では、どうすべきか?

ほとんどの人が優先的にやるべきなのは「今ある自分の能力を引き出す」ことだと考えます。

 

その後に足りないものがあるなら補えば良いと思っています。

それが筋肉なら筋トレを行えば良いし、それが柔軟性ならストレッチを行えば良いと思います。

 

その事に気づいてからは、自分の能力を引き出す、自分の身体を使いこなす、事に集中するようになりました。

 

その時期に縁あって「SASUKE」に出ていた人たちとトレーニングするようになって、例の人間鯉のぼりなどが出来るようになったのです。


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